ミュージック・サナトロジー
やわらかなスピリチュアルケア
死に逝く人のケアはどうあるべきか。音楽経験を通したスピリチュアルケアのあり様を実践的に考察した本格的研究。ケアの原点を探る。
著者 | 里村 生英 著 |
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ジャンル | 瞑想・精神世界 > 精神世界 医療・健康 > 終末期医療・介護・看護 |
出版年月日 | 2021/05/24 |
ISBN | 9784393935231 |
Cコード | 0073 |
判型・ページ数 | A5・288ページ |
定価 | 3,300円(本体3,000円+税) |
在庫 | 在庫あり |
死に逝く人のケアはどうあるべきか。T.シュローダー=シーカーが提唱したミュージック・サナトロジー(音楽死生学)の実践の書として、音楽経験を通したスピリチュアルケアのありようを総合的に考察した本格的研究。エンドオブライフ・ケアとしての歴史的・今日的意味を探る。
*「じんぶん堂 powered by 好書好日」に関連記事を掲載しました → 「死に逝く人へ音楽を介した「やわらかなスピリチュアルケア」 ミュージック・サナトロジーの挑戦」
*「じんぶん堂 powered by 好書好日」に関連記事を掲載しました → 「死に逝く人へ音楽を介した「やわらかなスピリチュアルケア」 ミュージック・サナトロジーの挑戦」
序章 生きた音楽のぬくもりを求めて
1 ケア観の背景
2「ミュージック・サナトロジー」とは何か
3 シュローダー=シーカーの体験と語り
4 死に逝く人をケアすること
5「〈いのち〉の受けとめ手」としてのスピリチュアルケア
6 本書の目的と構成
7 キーワード用語法
PART Ⅰ ミュージック・サナトロジーの実践
第1章 ミュージック・サナトロジーの現在
第1節 出発点:新しいケア開発がムーヴメントになるまで
第2節 展開(1):国際ミュージック・サナトロジー協会
第3節 展開(2):アメリカの臨床施設とのタイアップ
第4節 展開(3):オーストラリアと日本
第5節 独自の臨床方法と研究動向
第2章 ミュージック・サナトロジーの応用
―-ハープ訪問と「ケア」の実際
第1節 調査の対象と対象者の背景
第2節 データ収集の方法
第3節 データ分析の枠組みと方法
第4節 結果
第5節 考察:「ハープ訪問」がもたらすもの
第3章 死に逝く人のケアに臨んで
-―ホリスの臨床実践
第1節 エンドオブライフの文化的側面
第2節 医療スタッフの視線(1):薬物投与の代替・補完として
第3節 医療スタッフの視線(2):神聖なスペースを創る
第4節 医療スタッフの視線(3):施設の文化が音楽によって変わる
第5節 アメリカの臨床実践に見る「ケアすること」
第4章 スピリチュアルなものの在処
PARTⅡ 看取りのルーツ-―11世紀クリュニー修道院
第5章 クリュニーにおける看取りの慣わし・儀式
第1節 現代ミュージック・サナトロジーとの関わり
第2節 クリュニーの霊的生活
第3節 看取りの慣わし・儀式のプロセス
第4節 看取りの慣わしの実践
第6章 看取りの慣わしに見られる「ケア」の様相
第1節 ケアの場面
第2節 ケアを支える理念・精神
第7章 クリュニー修道院のケア精神
第1節 人間観:肉体と魂からなる統合的存在
第2節 死・いのち観の変容
第3節 「肉体と魂の二重のケア」を志向して
第8章 祈りのメッセージ
――ケア方法論の基盤
第1節 「儀式」の形をとる意味
第2節 宗教的儀式の中の音楽
第3節 観想的というあり方
第4節 クリニューに学ぶ「ケア」の精神性
PARTⅢ ミュージック・サナトロジーの創意
第9章 ケア方法論としてのオリジナリティ
第1節 クリュニーからミュージック・サナトロジーへ
第2節 ケアという営みの中での気づき
第10章 プリスクリプティヴ・ミュージックの支え
第1節 音楽の可能性
第2節 二重のヒーリング:言葉によらない省察の場として
第11章 観想的修練のスタンス
第1節 「観想的修練」を育む
第2節 メタノイアとファイン・チューニング
第3節 ケアの原点へ
終章 他者本位のミュージック・サナトロジー
1 音楽経験とスピリチュアルケア
2 音楽とケアの響き合い
3 残された課題
あとがき
初出一覧
文献リスト
索引
1 ケア観の背景
2「ミュージック・サナトロジー」とは何か
3 シュローダー=シーカーの体験と語り
4 死に逝く人をケアすること
5「〈いのち〉の受けとめ手」としてのスピリチュアルケア
6 本書の目的と構成
7 キーワード用語法
PART Ⅰ ミュージック・サナトロジーの実践
第1章 ミュージック・サナトロジーの現在
第1節 出発点:新しいケア開発がムーヴメントになるまで
第2節 展開(1):国際ミュージック・サナトロジー協会
第3節 展開(2):アメリカの臨床施設とのタイアップ
第4節 展開(3):オーストラリアと日本
第5節 独自の臨床方法と研究動向
第2章 ミュージック・サナトロジーの応用
―-ハープ訪問と「ケア」の実際
第1節 調査の対象と対象者の背景
第2節 データ収集の方法
第3節 データ分析の枠組みと方法
第4節 結果
第5節 考察:「ハープ訪問」がもたらすもの
第3章 死に逝く人のケアに臨んで
-―ホリスの臨床実践
第1節 エンドオブライフの文化的側面
第2節 医療スタッフの視線(1):薬物投与の代替・補完として
第3節 医療スタッフの視線(2):神聖なスペースを創る
第4節 医療スタッフの視線(3):施設の文化が音楽によって変わる
第5節 アメリカの臨床実践に見る「ケアすること」
第4章 スピリチュアルなものの在処
PARTⅡ 看取りのルーツ-―11世紀クリュニー修道院
第5章 クリュニーにおける看取りの慣わし・儀式
第1節 現代ミュージック・サナトロジーとの関わり
第2節 クリュニーの霊的生活
第3節 看取りの慣わし・儀式のプロセス
第4節 看取りの慣わしの実践
第6章 看取りの慣わしに見られる「ケア」の様相
第1節 ケアの場面
第2節 ケアを支える理念・精神
第7章 クリュニー修道院のケア精神
第1節 人間観:肉体と魂からなる統合的存在
第2節 死・いのち観の変容
第3節 「肉体と魂の二重のケア」を志向して
第8章 祈りのメッセージ
――ケア方法論の基盤
第1節 「儀式」の形をとる意味
第2節 宗教的儀式の中の音楽
第3節 観想的というあり方
第4節 クリニューに学ぶ「ケア」の精神性
PARTⅢ ミュージック・サナトロジーの創意
第9章 ケア方法論としてのオリジナリティ
第1節 クリュニーからミュージック・サナトロジーへ
第2節 ケアという営みの中での気づき
第10章 プリスクリプティヴ・ミュージックの支え
第1節 音楽の可能性
第2節 二重のヒーリング:言葉によらない省察の場として
第11章 観想的修練のスタンス
第1節 「観想的修練」を育む
第2節 メタノイアとファイン・チューニング
第3節 ケアの原点へ
終章 他者本位のミュージック・サナトロジー
1 音楽経験とスピリチュアルケア
2 音楽とケアの響き合い
3 残された課題
あとがき
初出一覧
文献リスト
索引