セラピーのためのポリヴェーガル理論

調整のリズムとあそぶ

臨床におけるポリヴェーガル理論の重要性・本質を理解するための手引かつトラウマを扱うセラピストの必読書。

著者 デブ・デイナ
ステファン・W・ポージェス 序文
花丘 ちぐさ
ジャンル 心理 > 心理学一般
出版年月日 2021/01/22
ISBN 9784393365618
Cコード 0011
判型・ページ数 4-6・376ページ
定価 2,860円(本体2,600円+税)
在庫 在庫あり
神経系をマッピングし、ナビゲートし、再形成する。

ポリヴェーガルの基本理念をベースに、理論の本質を臨床に活かすための統合的なアプローチの方法、そして臨床に役立つエッセンスを分かりやすく解説。

自律神経系のマッピングやトラッキング、神経系を形作る多彩なワークシートを用いて、可動化、凍りつき、そして人とつながるリソースに満ちた体験の間でクライアントの神経系が変化していく様子をともに観察・理解する実践的な方法を説明。クライアントの自律神経系を整える、腹側迷走神経系の働きを促進するためのさまざまなエクササイズにより、クライアントは調整の能力を獲得し、安全とつながりに向かう自律神経系の通り道を作り上げることができる。

トラウマを自律神経系から癒すポリヴェーガル理論という共通言語を理解するための手引きであり、トラウマを扱うセラピスト必携の書。


●本書はこんな人におすすめ
・ポリヴェーガル理論と出会ったばかり
・自身の臨床にどのようにポリヴェーガル理論を活かすことができるか、考えている
・ポリヴェーガル理論については詳しく知っているものの、その実践方法について迷っている
・すでにポリヴェーガル理論を臨床に活かしていて、新しい方法を探している

●推薦文
◎理解も制御も不可能であると考えられてきたトラウマの症状や反応を理解する道を拓いたポリヴェーガル理論は、トラウマ・セラピーにとっての福音である。しかしこれまで、臨床に反映させる方法はなかった。本書は、ポリヴェーガル理論をわかりやすく説明するだけではなく、トラウマ・サヴァイヴァーが調整を取り戻す方法をステップ・バイ・ステップで解説している。――リチャード・C・シュワルツ(内的家族システム開発者)

◎その概念、地図、言語、応用を的確に統合したポリヴェーガル理論応用の決定版である。神経系の調整に働きかける方法は、トラウマ・サヴァイヴァーが自らの生き残り反応を理解し、人とのつながりの中で安全に回復するための信頼できるツールである。包括的、かつわかりやすく書かれた本書は、まさに必要とされていたもので、大いに歓迎されるだろう。――リンダ・グラハム(MFT:夫婦・家族療法セラピスト)

◎ポリヴェーガル理論を認知的に、また体験的に理解することができる。デイナ氏の巧みな説明によって、ポリヴェーガル理論が臨床に及ぼす重要な影響について理解でき、クライアントと自分自身の神経系が時々刻々と変化していく様子を観察し、それに影響を及ぼす方法を学ぶことができる。本書には体験的なエクササイズが網羅されており、すべてのプラクティショナーが求めていた、確固とした地図を提供してくれる。――ボニー・バデノック、Ph.D., LMFT

●本書は電子版もございます
序文 (ステファン・W・ポージェス)
はじめに

第Ⅰ部 神経系と友達になる
 第1章 安全、危険、生命の危機 ――適応反応のパターン
 第2章 自律神経系の監視 ──ニューロセプション
 第3章 つながりへの配線
 第Ⅰ部 まとめ

第Ⅱ部 神経系をマッピングする
 第4章 パーソナル・プロフィール・マップ
 第5章 トリガーと微光のマップ
 第6章 調整のリソースのマップ
 第Ⅱ部 まとめ

第Ⅲ部 神経系をナビゲートする
 第7章 共感的なつながり
 第8章 安全に気づき、寄り添う
 第9章 安全な環境を作り出す
 第Ⅲ部 まとめ

第Ⅳ部 神経系を形作る
 第10章 関係しあうシステムとしての自律神経系
 第11章 呼吸と音でシステムを整える
 第12章 身体を通して調整する
 第13章 心の中の脳で迷走神経を調整する
 第14章 絡み合った状態
 第Ⅳ部 まとめ

結論

〈付録〉自律神経系の瞑想
謝辞
訳者あとがき
ワークシート
参考文献
索引

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