藝術2.0

限界を迎えたアート界に現れたニューウェーブを捉える挑戦的な論考。工芸、場づくり、発酵等に紛れ込んでいる「藝術2.0」とは?

著者 熊倉 敬聡
ジャンル 評論・エッセイ > 評論 > 日本
出版年月日 2019/05/30
ISBN 9784393333723
Cコード 0010
判型・ページ数 4-6・288ページ
定価 2,420円(本体2,200円+税)
在庫 在庫あり
西欧近代が作り出した概念であり実践であるArtはもはや歴史的使命を終えようとしている――
いっぽうで人類が今や全く新しい創造性の形を模索しつつある――
そう捉える著者は、この新たな芽生えを、「藝」の字の由来(「植物に手を添え土に植える」)に鑑み、とりあえず「藝術2.0」と名づけ、工芸、発酵、場づくり、坐禅、学び、コミュニティ、茶道といった多様な分野でイノベーションする変革者たちの冒険の中に探り当てていく。先祖伝来培ってきた「冷たい」クリエーションへと「原点回帰」しつつも、それを現代の感性と美学=「熱い」クリエーションによって再デザインする藝術家2.0たちの創造の現場に立ち会いながら、自らもその実践に乗り出そうとする著者による、既存のアート界の常識を覆す画期的な論考。

キーパーソンたち:小倉ヒラク、藤田一照、中川周士、小山田徹、三田の家、アズワンネットワーク、陶々舎、ステファヌ・マラルメ、千利休、田辺元、野上弥生子、マルティン・ハイデッガー、久松真一、赤瀬川原平、ジャック・デリダ、河合隼雄

●本書は電子版もございます。

〇「web春秋 はるとあき」で連載の一部がご覧になれます → 「GEIJUTSU論 ――藝術2.0をさぐる思考の旅」



【自著を語る】『藝術2.0』をふりかえる、そしてこれから

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