根をもつこと
第一次大戦と第二次大戦の戦間期の混乱のなかで、心身を消耗させながら、ロンドンの亡命先から開放後の祖国フランスの未来の構想を思索したヴェーユの最後の著作。近代化をつうじて、故郷を喪失してしまったものが、世界との絆をいかにして再生できるかをとうた、渾身の一冊。
工場労働を八ヶ月経験したシモーヌ・ヴェーユが、その経験をもとにして、労働者のおかれている状況をあつく語る。〔口絵1〕
工場労働を八ヶ月経験したシモーヌ・ヴェーユが、その経験をもとにして、労働者のおかれている状況をあつく語る。〔口絵1〕
英語版のための序文 (T・S・エリオット)
第一部 魂の要求するもの
秩序/自由/服従/責任/平等/階級制/名誉/刑罰/言論の自由/安全/危険/私有財産/共有財産/真実
第二部 根こぎ
労働者の根こぎ/農民の根こぎ/根こぎと国民
第三部 根をもつこと
訳者あとがき
第一部 魂の要求するもの
秩序/自由/服従/責任/平等/階級制/名誉/刑罰/言論の自由/安全/危険/私有財産/共有財産/真実
第二部 根こぎ
労働者の根こぎ/農民の根こぎ/根こぎと国民
第三部 根をもつこと
訳者あとがき