〈私〉の哲学 を哲学する

永井哲学の内包、時間、現実、ロゴス、他人、意識などの論点をめぐる哲学的四重奏。永井哲学最重要の指摘となった入不二提案とは。

著者 永井 均
入不二 基義
上野 修
青山 拓央
ジャンル 哲学・思想 > 哲学
出版年月日 2022/12/16
ISBN 9784393324066
Cコード 0010
版情報 新版
判型・ページ数 4-6・320ページ
定価 2,970円(本体2,700円+税)
在庫 在庫あり
入不二提案と呼ばれる永井哲学にとって最重要な指摘が行われた書が待望の復刊! 本書が永井自身の哲学にどのような意味をもったかを語る「「入不二提案」と「風間質問」の関係について――復刊の辞に代えて」を新録。
永井哲学と入不二哲学の現実性の違い、青山による永井哲学の言語・意識への問題提起は10年以上経った2022年に改めて論じられた(2023年に『〈私〉の哲学 をアップデートする』として刊行)。時を経て復活する議論の原点を目撃せよ。

●本書は電子版もございます。
「入不二提案」と「風間質問」の関係について――復刊の辞に代えて 永井 均

序章  永井均 問題の基本構造の解説
第I部 入不二基義セクション
 0 語句解説 「内包」
 1〈私〉とクオリア――マイナス内包・無内包・もう一つのゾンビ――
 2 永井均との討論

第II部 上野修セクション
 0 語句解説 「真理条件」「大文字の他者」
 1 現実指標としての〈私〉――永井均『私・今・そして神』を中心に――
 2 永井均との討論

第III部 青山拓央セクション
 0 語句解説 「様相」「指標」
 1 様相と指標の累進――永井均著『なぜ意識は実在しないのか』検討――
 2 永井均との討論
 全セクションについてのフロア討論

第IV部 あとから考えたこと
 1 永井均 聖家族――ゾンビ一家の神学的構成
 2 入不二基義 無内包の現実
 3 上野修 存在の耐えられない軽さ――ラカン、デイヴィドソン、永井均
 4 青山拓央 命題と《現実》

初版あとがき 上野 修

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