生なるコモンズ

共有可能性の世界

新テクノロジーにより、相対主義が浸透し社会が分断されていく中で、人間存在とは何かを問い直し、新たなコモンズ論の地平を探る。

著者 濱田 陽
ジャンル 哲学・思想 > 現代思想
出版年月日 2022/04/28
ISBN 9784393324011
Cコード 0010
判型・ページ数 4-6・336ページ
定価 2,970円(本体2,700円+税)
在庫 在庫あり
共有への深みが、新たな文明をつくり出す
新テクノロジー、ヒューマニズム、宗教文化伝統…。文明の織りなす交差路で、わたしたちは自らを、自然・生きもの・つくられたもの・人知を超えるものといった、他なる存在と共に分節化し、新しい共有のありかたを探り求めている。
持続可能性を目指す一方で、分断化され平板化していく社会、揺れ動く人間像の只中に、秘められた共有可能性の潜在力を呼び覚まし、生なるコモンズによる文明の未来像を人文学から問う。
内のうちへ
Ⅰ 共有可能性と人
第一章 新テクノロジーによる人間観の分断
第二章 人の存在を問う――ハラリに応え、西田幾多郎と出会う
第三章 動く関係性と共有可能性
第四章 空海の祈求
第五章 儒の学、最善を生かす知の実践
第六章 賀川豊彦と協同組合(コオペラティブ)
Ⅱ 生なるコモンズと共有文化、共有文明
第七章 現代文明と共有可能性の危機
第八章 持続可能性と共有可能性から、生なるコモンズへ
第九章 共有文化の創出と発見
第十章 共有宗教文化
第十一章 共有文明と共有軸
第十二章 共有権――所有権世界を相対化する
外のそとへ
参考文献
初出一覧
こころのアンセム

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