美しく豊かに生きる

阿難さまと道元禅師「八大人覚」

美しく凛として生きるために。いまコロナ禍をこえて、人はどう生きるべきか。当代随一の禅僧があなたに贈る、心に響く人生の処方箋。

著者 青山 俊董
ジャンル 仏教 > 仏教一般
仏教 > 日本 > 曹洞
出版年月日 2022/01/11
ISBN 9784393134559
Cコード 0015
判型・ページ数 4-6・210ページ
定価 1,870円(本体1,700円+税)
在庫 在庫あり
素敵な禅エッセイ。いまコロナ禍をこえて、人はどう生きたらよいのか。当代随一の禅僧が久々に贈る、しみじみと心に響く人生の処方箋。老いと病をも見据え、どう生きて死ぬか。時をこえて美しく豊かに、凛として生きるために。
 Ⅰ
美しく豊かに生きる
   久々の友との出会い
   病床にあって
   人生をどう生きるか
   命燃えて
   自分を創る主人公

 Ⅱ
阿難さまの物語
   多くのお弟子の中で
   お釈迦さまの侍者となる
   八つの条件とは
   尼僧の誕生――産婆役をつとめた阿難尊者
   魔術師の娘、摩登伽に恋い慕われて――若き日の阿難
   魔術師の呪法を打ち砕く
   摩登伽と阿難のその後
   阿難尊者、釈尊一代の説法を再現――経典結集
   教えは月を指す指――多聞第一とは
   聞く耳があるか、しっかり聞き得ているか
   「門前の刹竿を倒せ」――阿難尊者への伝法
   風奮迅三昧の入滅
〔付〕隠岐の島へ――承久の乱と明恵上人「阿難講式」
〔付〕尼僧堂と「阿難講式」

 Ⅲ
光に出会う
   木洩れ日の朝
   寄せては返す波のように
   光に照らされて

信ということ――知・情・意の視点から
   信じる――神と仏のはたらき
   信と知性について
   信と感情について
   信と意志について

生命の原点に帰る
   ある日の通夜の席で
   「変わりつつ永遠の生命を生きる」――いま・ここの一歩に
   お経はだれのために読むのか
   供養の本当の意味とは
   戒名と仏戒の正しい意味
   血脈の意味するもの
   引導とはどういうことか
   塔婆、五輪塔、そして薬石とは
   過去帳より現在帳――生命の救い

行ずる――道元禅師にならいて
   天地悠久の真理に目覚める
   仏法―仏教―仏道とは
   慕古のこころ
   「宗教は生活である」
   いま・ここの命を生きる
   「一行に遇うて一行を修す」

 Ⅳ
いのちかぎりなし――「正法眼蔵八大人覚」参究
 はじめに――大人とは
 少欲と知足と――第一、少欲。第二、知足
   欲は生命のエネルギー
   お釈迦さまは大欲張り――誓願に向けて
   喜足――足るを喜ぶ
 寂静をねがいもとめる――第三、楽寂静
   場が人をつくる
   人が場をつくる
 精進について――第四、勤精進
   「雑らず」――精いっぱい力のかぎり
   「進んで退かず」――曲がりつつまっすぐ行く
   仏教は「泥んこの人間学」
   道元禅師の「百不当、一老なり」――発心百千万発とは
 念ずればこそ――第五、不忘念
   「明記不忘」とは――余語老師の「無」と出会う
   よき人との出会い――手を合わせる
   「切に思う」――花開くとき
 禅定を修する――第六、修禅定
   「非の思量」
   「法に住して乱れず」――天地宇宙の道理の中で
 智慧を修する――第七、修智慧
   「今生初めてのご縁と思うべし」――聞慧ということ
   「私一人のためのご縁と思うべし」
   「今生最後のご縁と思うべし」――無常の命をいただいて
   井戸のポンプの迎え水――聞・思・修と証について
   択ぶ眼の深さ・授かりの人生
 戯論をこえて――第八、不戯論
   いま・ここの命の生演奏
   「光々無礙」――不戯論の世界へ
   「実相を究尽す」――たった一度の命をどう生きるか

あとがき

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