仏菩薩の名前からわかる 大乗仏典の成立
序章 大乗仏典の成立と対告衆
1 曼荼羅の菩薩たちはどこから来たか?
2 大乗仏典における対告衆について
3 西北インド・アフガニスタンからの新資料発見
4 おわりに
第一章 大乗仏教成立の時代背景
1 大乗仏典の成立論
2 大乗仏典興起の時代背景
3 東アジアへの大乗仏教伝播
4 まとめ
第二章 大乗仏典は誰が作ったか?
1 はじめに
2 部派仏教と大乗仏教
3 支婁迦讖の訳経
4 般若経典と他土仏経典
5 どうしてインドには大乗の僧伽が現れなかったのか?
6 大乗仏典の編者は誰か?
第三章 タキシラからナーランダーへ
1 国際学会「ナーランダーの遺産」
2 タキシラの地理的位置
3 タキシラの仏教遺跡
4 ナーランダーの歴史
5 ナーランダー創建の意図
6 まとめ
第四章 綴られている言語・文字から成立地を推定する
1 大乗仏典は何語で綴られていたか?
2 ネパールのサンスクリット語大乗仏典
3 初期大乗仏典で用いられた言語は何か?
4 ブラフミー文字とカローシュティー文字
5 対告衆の尊名に見られるカローシュティーの痕跡
6 漢訳仏典における避諱の問題
7 まとめ
第五章 『般舟三昧経』と八人の在家菩薩
1 大乗仏教と他土仏信仰
2 『般舟三昧経』の諸訳と時代背景
3 般舟三昧の性格
4 『般舟三昧経』と阿弥陀信仰
5 『般舟三昧経』の八人の在家菩薩
6 『般舟三昧経』と仏像
7 まとめ
第六章 『般若経』の成立と増広過程
1 はじめに
2 基本的『般若経』の成立
3 基本的『般若経』以外のテキスト
4 対告衆から見た『般若経』の成立
5 『般舟三昧経』の八菩薩のその後
6 『般若経』と文殊菩薩
7 まとめ
第七章 浄土経典、『法華経』『維摩経』の対告衆と参照関係
1 はじめに
2 浄土経典の成立
3 『法華経』の対告衆
4 『維摩経』の対告衆
5 まとめ
第八章 『華厳経』の成立
1 はじめに
2 『華厳経』の構成
3 原始『華厳経』
4 『華厳経』の対告衆
5 『華厳経』の成立地
6 『華厳経』と四十二字門
7 『華厳経』と浄土信仰
8 まとめ
第九章 『大宝積経』『大集経』の成立
1 はじめに
2 『大宝積経』の対告衆
3 『大集経』の対告衆
4 『宝星陀羅尼経』について
5 『僧伽吒経』の対告衆
6 『大集経』の成立年代と成立地
7 まとめ
第十章 八大菩薩の展開
1 はじめに
2 八大菩薩の種類
3 『薬師経』の八大菩薩
4 『文殊師利根本儀軌経』の八大菩薩
5 『理趣経』系の八大菩薩
6 標準型の八大菩薩
7 まとめ
第一一章 『金光明経』に見る異本の問題
1 はじめに
2 『金光明経』の成立
3 『金光明経』の諸本
4 金光明四仏の成立と展開
5 『金光明経』の仏菩薩
6 『金光明経』の護法神群
7 まとめ
第一二章 大乗『涅槃経』と『楞伽経』
1 はじめに
2 『涅槃経』の諸本
3 『涅槃経』の成立
4 その後の大乗『涅槃経』
5 『楞伽経』の成立
6 『涅槃経』『楞伽経』と一闡提
7 『楞伽経』と密教
8 まとめ
第一三章 大乗仏教から密教へ
1 はじめに
2 『薬師経』『七仏薬師経』と薬師経法の曼荼羅
3 『華厳経』と『金剛手灌頂タントラ』
4 胎蔵曼荼羅第三重の二十五菩薩
5 『賢劫経』と賢劫千仏
6 『出生無辺門陀羅尼経』と賢劫十六尊
7 金剛界十六大菩薩の起源
8 まとめ
第一四章 対告衆から見た大乗仏典の系統
1 はじめに
2 『般舟三昧経』の八人の在家菩薩
3 『文殊支利普超三昧経』の二十五正士
4 出家菩薩のグループ
5 特徴的な対告衆は誰か?
6 『賢劫経』と喜王菩薩
7 『念佛三昧経』と不空見菩薩
8 『ラリタヴィスタラ』の纔発心転法輪菩薩
9 対告衆による経典の前後関係
10 まとめ
第一五章 初期大乗における在家菩薩の役割(結論)
1 はじめに
2 『般舟三昧経』と観仏経典
3 『首楞厳三昧経』と『般舟三昧経』
4 仏教史上における在家居士の役割
5 大乗仏教草創期における在家菩薩
6 まとめ
第一六章 ガンダーラから極楽浄土図?(特論)
1 はじめに
2 作品の概要
3 ガンダーラと大乗仏教
4 左脇侍と右脇侍の図像解析
5 蓮華化生菩薩
6 阿弥陀如来と八大菩薩
7 『薬師経』の八大菩薩
8 『般舟三昧経』の八大菩薩
9 結論
あとがき
参考文献
索引
1 曼荼羅の菩薩たちはどこから来たか?
2 大乗仏典における対告衆について
3 西北インド・アフガニスタンからの新資料発見
4 おわりに
第一章 大乗仏教成立の時代背景
1 大乗仏典の成立論
2 大乗仏典興起の時代背景
3 東アジアへの大乗仏教伝播
4 まとめ
第二章 大乗仏典は誰が作ったか?
1 はじめに
2 部派仏教と大乗仏教
3 支婁迦讖の訳経
4 般若経典と他土仏経典
5 どうしてインドには大乗の僧伽が現れなかったのか?
6 大乗仏典の編者は誰か?
第三章 タキシラからナーランダーへ
1 国際学会「ナーランダーの遺産」
2 タキシラの地理的位置
3 タキシラの仏教遺跡
4 ナーランダーの歴史
5 ナーランダー創建の意図
6 まとめ
第四章 綴られている言語・文字から成立地を推定する
1 大乗仏典は何語で綴られていたか?
2 ネパールのサンスクリット語大乗仏典
3 初期大乗仏典で用いられた言語は何か?
4 ブラフミー文字とカローシュティー文字
5 対告衆の尊名に見られるカローシュティーの痕跡
6 漢訳仏典における避諱の問題
7 まとめ
第五章 『般舟三昧経』と八人の在家菩薩
1 大乗仏教と他土仏信仰
2 『般舟三昧経』の諸訳と時代背景
3 般舟三昧の性格
4 『般舟三昧経』と阿弥陀信仰
5 『般舟三昧経』の八人の在家菩薩
6 『般舟三昧経』と仏像
7 まとめ
第六章 『般若経』の成立と増広過程
1 はじめに
2 基本的『般若経』の成立
3 基本的『般若経』以外のテキスト
4 対告衆から見た『般若経』の成立
5 『般舟三昧経』の八菩薩のその後
6 『般若経』と文殊菩薩
7 まとめ
第七章 浄土経典、『法華経』『維摩経』の対告衆と参照関係
1 はじめに
2 浄土経典の成立
3 『法華経』の対告衆
4 『維摩経』の対告衆
5 まとめ
第八章 『華厳経』の成立
1 はじめに
2 『華厳経』の構成
3 原始『華厳経』
4 『華厳経』の対告衆
5 『華厳経』の成立地
6 『華厳経』と四十二字門
7 『華厳経』と浄土信仰
8 まとめ
第九章 『大宝積経』『大集経』の成立
1 はじめに
2 『大宝積経』の対告衆
3 『大集経』の対告衆
4 『宝星陀羅尼経』について
5 『僧伽吒経』の対告衆
6 『大集経』の成立年代と成立地
7 まとめ
第十章 八大菩薩の展開
1 はじめに
2 八大菩薩の種類
3 『薬師経』の八大菩薩
4 『文殊師利根本儀軌経』の八大菩薩
5 『理趣経』系の八大菩薩
6 標準型の八大菩薩
7 まとめ
第一一章 『金光明経』に見る異本の問題
1 はじめに
2 『金光明経』の成立
3 『金光明経』の諸本
4 金光明四仏の成立と展開
5 『金光明経』の仏菩薩
6 『金光明経』の護法神群
7 まとめ
第一二章 大乗『涅槃経』と『楞伽経』
1 はじめに
2 『涅槃経』の諸本
3 『涅槃経』の成立
4 その後の大乗『涅槃経』
5 『楞伽経』の成立
6 『涅槃経』『楞伽経』と一闡提
7 『楞伽経』と密教
8 まとめ
第一三章 大乗仏教から密教へ
1 はじめに
2 『薬師経』『七仏薬師経』と薬師経法の曼荼羅
3 『華厳経』と『金剛手灌頂タントラ』
4 胎蔵曼荼羅第三重の二十五菩薩
5 『賢劫経』と賢劫千仏
6 『出生無辺門陀羅尼経』と賢劫十六尊
7 金剛界十六大菩薩の起源
8 まとめ
第一四章 対告衆から見た大乗仏典の系統
1 はじめに
2 『般舟三昧経』の八人の在家菩薩
3 『文殊支利普超三昧経』の二十五正士
4 出家菩薩のグループ
5 特徴的な対告衆は誰か?
6 『賢劫経』と喜王菩薩
7 『念佛三昧経』と不空見菩薩
8 『ラリタヴィスタラ』の纔発心転法輪菩薩
9 対告衆による経典の前後関係
10 まとめ
第一五章 初期大乗における在家菩薩の役割(結論)
1 はじめに
2 『般舟三昧経』と観仏経典
3 『首楞厳三昧経』と『般舟三昧経』
4 仏教史上における在家居士の役割
5 大乗仏教草創期における在家菩薩
6 まとめ
第一六章 ガンダーラから極楽浄土図?(特論)
1 はじめに
2 作品の概要
3 ガンダーラと大乗仏教
4 左脇侍と右脇侍の図像解析
5 蓮華化生菩薩
6 阿弥陀如来と八大菩薩
7 『薬師経』の八大菩薩
8 『般舟三昧経』の八大菩薩
9 結論
あとがき
参考文献
索引