グスタフ・マーラー  開かれた耳、閉ざされた地平

ぐすたふ・まーらー  ひらかれたみみ、とざされたちへい
グスタフ・マーラー 

田代櫂

四六 ● 408頁
発行日:2009年11月 ISBN:978-4-393-93780-8

定価:本体3,800円+税

在庫あり

音楽芸術に全身全霊を傾けた作曲家にして指揮者のあくなき闘い――偉大なシンフォニストの肖像。進取の気象に富む創造者の魂と愛の軌跡を克明に描く。「マーラーの音楽は、疎外から生まれ、苦いアイロニーをはらみ、時に哄笑に満ち、時に身を切られるように美しい。彼の鋭敏な耳は、未来に向かって開かれていた。だが時代は閉塞に向かい、落日の先にはホロコーストが待ち受けている。」(本文より)

目次

第1章 故 郷
永遠のユダヤ人
カリシュトとイグラウ
音楽
夢見る子

第2章 音楽院
カカーニエン
習作
ブルックナーとヴォルフ
プスタ・バッタ書簡
リピナーの洗礼
バート・ハル

第3章 指揮者の世界
指揮者の誕生
『嘆きの歌』
ロットの死
ライバッハ
オルミュッツ
カッセル
『さすらう若人の歌』

第4章 交響曲の世界
プラハ
ライプツィヒ
『三人のピント』
『交響曲第一番』
さすらう指揮者
ブダペスト
ナターリエ

第5章 ハンザ都市
『若き日の歌』
ハンス・フォン・ビューロウ
ロンドンのマーラー
歌劇場のネロ
『交響曲第二番』
カラマーゾフの衝撃
アンナ・フォン・ミルデンブルク 

第6章 湖畔の作曲家
作曲小屋
風貌
性格
健康人
読書
指揮台の哲学者
パンの目覚め
『交響曲第三番』
南域の神

第7章 帝 都
宮廷歌劇場
『コレヒドール』事件
改革者マーラー
ヴィーン・フィル
『少年の魔法の角笛』
ゼルマ・クルツ
『交響曲第四番』
世紀末のマニエリスム
死神の触手
二つのリュッケルト歌曲集

第8章 アルマ
シントラーの娘
ドレスデン書簡
リヒャルト・シュトラウス
分離派展
『交響曲第五番』
シェーンベルク
『交響曲第六番』

第9章 人生の真昼
アルマの憂鬱
『交響曲第七番』
クレンペラー
『交響曲第八番』
追放の火の手
天使の死

第10章 摩天楼
ニューヨークの『トリスタン』
『大地の歌』
トスカニーニ
リピナーとの和解
アメリカへの幻滅
『交響曲第九番』
グロピウス
フロイト
『第八番』初演
オリエント・エクスプレス

第11章 ダンス・マカーブル
『交響曲第十番』
移送
白い墓
戦火のはざまで
アウシュヴィッツのアルマ

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