考える耳[再論]
音楽は社会を映す

かんがえるみみさいろん おんがくはしゃかいをうつす  
音楽は社会を映す

渡辺裕

四六 ● 168頁
発行日:2010年7月 ISBN:978-4-393-93556-9

定価:本体1,800円+税

在庫あり

音楽から時代と世界を捉えるダイナミックな現代社会批評。社会の現実との文脈の中で音楽文化とそれを支える社会構造との関係性自体を視野に収め、そのつどの政治の動きや社会のありようを複眼的に浮き彫りにする。「毎日新聞」文化欄で展開された人気連載の単行本化、第2弾。

目次

1  音楽、没論理の誘惑 
2  「曲弓理論」の暴走――何が見方をくもらせるか
3  正統・非正統二分法のアヤ――生きた西洋文化の原型とは
4  「オスタルギー・ブーム」のメッセージ
5  マンネリと改革――独創性をめぐる議論のために
6  異文化理解への視座 
7  「過剰な無駄」の効用――文化創造の側面
8  音楽ジャンルの離合集散が意味するもの
9  モンマルトルの記憶――シャンソン・イメージの変容
10 《炭坑節》保存の顛末――「世界遺産」の幻影
11 公共性の再構築に向けて           
12 歴史的事実が浮かび上がるとき――ドキュメンタリーの本領
13 著作権問題の一人歩き
14 芸術への純粋幻想を払拭する
15 複合的なモノとしてのレコード――ネット時代のなかで
16 観光資源と「保存」の思想
17 寮歌の文化――「伝統」とは何か 
18 廃墟の考現学――軍艦島の反ロマン
19 「ご当地ソング」興隆のいわれ
20 《仰げば尊し》の今 
21 西洋音楽と地域文化のアイデンティティ――《信濃の国》の場合
22 《花笠音頭》の由来――宴会文化は地方をつなぐ 
23 「明治百年」旋風――《秋田県民歌》復活劇
24 偏狭な芸術イデオロギーよさらば――文化アーカイヴへの視線
25 常識、非常識のハナシ――政治の場面、音楽文化の場面
26 「工場音楽」と座敷唄――《ヒゲタ工場歌》にみる「近代化」の一側面 
27 地方発信の洋楽――金沢の音楽文化
28 「昭和の記憶」偏向を問う
29 晩年のアナーキー 
30 「うたごえ運動」再考――文化の継承・蓄積の観点に立って

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