ヘンデルが駆け抜けた時代 政治・外交・音楽ビジネス

へんでるがかけぬけたじだい  せいじがいこうおんがくびじねす
ヘンデルが駆け抜けた時代

三ヶ尻正

四六 ● 224頁
発行日:2018年6月 ISBN:978-4-393-93212-4
Cコード:0073

定価:本体2,100円+税

未刊

エージェント? プロデューサー? はたしてその正体とは――?

「音楽の母」とも呼ばれ、《メサイア》の「ハレルヤ・コーラス」などで有名なヘンデルは、「音楽の父」バッハと同じ年に似たようなドイツの地方都市に生まれながら、バッハ以上に国際的にも経済的にも異例の成功を収めた「勝ち組」音楽家だった。
スペイン継承戦争に翻弄されるイタリアやジャコバイト問題に揺れるイギリスなど、権謀術数渦巻く欧州を渡り歩き、あるときは敵対勢力の情勢を探るエージェントとして、またあるときは民心を操る名プロデューサーとして、数々のオペラやオラトリオを世に残してきた音楽家ヘンデルの実像を、できるだけ当時の視点から見つめ直す。

目次

はじめに フィルターを取り払ってみれば……
序 章 ヘンデルの生きた時代
第1章 旧来のヘンデル像
第2章 オラトリオ《メサイア》に隠されたメッセージ
     ――反政府勢力のプロパガンダ?
第3章 《水上の音楽》の伝説を見直す
     ――ヘンデル・スパイ説?
第4章 オペラ《ジュリアス・シーザー》の謎
     ――忠臣にされた政敵セスト
第5章 政治とオペラ・オラトリオ
     ――時事問題エンターテインメント
第6章 音楽家の才能とは?
     ――バロック音楽家の就職活動と転職
第7章 バッハと政治・外交の関わりを推理する
     ――「音楽の父」の意外な野心
第8章 ヘンデルと政治の出会い
     ――スペイン継承戦争に翻弄されるイタリアで
第9章 史上初のフリーランス作曲家として
     ――イギリスの政情とヘンデル
第10章 ヘンデルの伝記を読み直す
おわりに 「音楽の母」ヘンデルってどんな人?

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