ドクター赤座の泌尿器がん最新情報 前立腺・膀胱・腎臓

どくたーあかざのひにょうきがんさいしんじょうほう  ぜんりつせんぼうこうじんぞう
ドクター赤座の泌尿器がん最新情報

赤座英之

A5 ● 196頁
発行日:2014年1月 ISBN:978-4-393-71629-8
Cコード:0047

定価:本体1,700円+税

在庫あり

高齢化にともない急増する〈泌尿器がん〉。
膀胱がんの膀胱温存療法、前立腺がんの内分泌療法、腎がんの分子標的薬など――数々の治療法開発に携わり、泌尿器がんの先端医療を率いてきた名医が、近年の臨床研究の動向をふまえた新薬や治療法の開発状況等、専門的な最新情報をできるかぎりわかりやすくお伝えします。みなさんの「治療選択の地図」のひとつとしてお役立てください。

●日本の泌尿器科のよいところ/内科と外科が一緒になった日本型
●前立腺:PSA検査の考え方―下がりはじめた死亡率/CRPCへの対策と展望
●膀胱:BCG療法の副作用とその受け止め方/三種併用療法による膀胱温存療法
●腎臓:分子標的薬の現況と課題/高額な薬価と副作用調査の現況……など

新しい可能性が、
つぎつぎに見えてきたがん医療。
ドクター赤座の診察室に来たと思って、
自分にあった治療法を
この本で見つけてください。
だいじょうぶ、必ず見つかるから。
―菅原文太


▼“一緒に治す”パートナーシップのために―

患者さんの個別の状況をよく伺わずに、例えば「がんを治療すべきだ」「すべきでない」といった一般論を語ることはとてもできません。治療しないほうがよいときもあるでしょう。でもそれは一般論では決して言えません。目の前の患者さんを前にして、ではどう判断していくかということこそが、臨床の現場の仕事なのです。医師はお一人おひとりの声を聞いて、よく相談して患者さんと一緒に結論をだしてゆかなければなりません。どんなに技術が発達しても、医療は最後は人と人ですから、やはり主治医という存在が大切だと思うんですね。



患者さんの病状に対して、どのような治療が標準的なもので、最新の動向はどのようなものなのかをわかりやすく伝え、エビデンス(科学的根拠)にもとづいた選択肢を示すことは、医師の大切な仕事だと思います。そうした医師のパートナーシップにもとづく情報面でのバックアップがあってこそ、患者さん自身による納得の行く治療選択も可能になるのではないでしょうか。



とはいえ、診療時間は大変限られており、医師がもっとお話を伺いたいと個人的に思っても、なかなかそうはできない現実も残念ながらあります。医療の側も、時間をかけてこの問題に取り組んでいかなければなりませんが、みなさんがひとまず主治医との貴重な診察時間を活かすために今すぐできることはなんでしょうか。まず私にできることは何かといえば、みなさんが短い診察時間の中で的確な質問ができるように、バックグラウンドとなる知識を発信することではないかと考えました。



納得のゆく治療選択のためには、ご自身の固有な状況を認識する「深める視点」と、疾患と治療法の全体像を視野に収める「見渡す視点」の2つが大切になると思います。個別のがんを掘り下げたよい本はすでにたくさん刊行されていますから、本書では「泌尿器がん」という大きな枠組みをふまえ、「見渡す視点」を意識しました。
具体的には、泌尿器科と疾患の特徴を知り、今の日本での標準治療とガイドラインの流れを大きくつかみ、見取り図を得ていただくこと。そして、そのうえで、私自身が研究者としてご報告できる泌尿器がん治療の最新動向をお伝えします。



本書が、あなたの納得のゆく治療選択の一助となることを願っています。

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