いのちのかなしみ 私のからだの情報は誰のものか

いのちのかなしみ  わたしのからだのじょうほうはだれのものか
いのちのかなしみ

河原ノリエ

四六 ● 280頁
発行日:2012年1月 ISBN:978-4-393-49531-5

定価:本体1,700円+税

在庫僅少

〈カラダ〉は忘れない、私たちの痛みの記憶を――ひとりの女性が背負った〈戦後〉の時間と最先端ゲノム科学が出会うとき、この国の命の〈未来〉をてらしだす"新たな問い”が生まれた。「私のカラダの情報は誰のものか」。たび重なる困難を経て「父の戦争の負債」という逃れられない宿命に向き合い、この国のいのちの〈今〉に問いかける渾身のノンフィクション。

私のカラダの情報は、私だけのもの―そう思う人もいる。でも、医療は過去の誰かのカラダの情報のうえに成り立っているという厳粛な事実から逃れられない。遺伝情報が本当に意味をもつのは、そのひとがどんな予後をたどり、どんな死に方をし、子や孫にどのように受け継がれていくのかを辿れてこそである。このまま法整備もされず「研究ですからね」の一言によって、ひとは単なる医療情報として学問という聖域に呑まれていくのか。
(本書より)

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