こどもたちは知っている

永遠の少年少女のための文学案内

著者 野崎 歓
ジャンル 文学・芸術 > 文学 > 海外
評論・エッセイ > 評論 > 日本
評論・エッセイ > 評論 > 海外
出版年月日 2009/10/20
ISBN 9784393469019
Cコード 0098
判型・ページ数 4-6・200ページ
定価 1,870円(本体1,700円+税)
在庫 品切れ・重版未定
本なんてたいくつ。
読書感想文を書かされる、国語の時間がきらいだった。
あなたはこどものころ、そんなふうに感じていませんでしたか? 

文学のほんとうの味わい深さは、もしかしたら、おとなになってからわかるものかもしれません。
年を重ねるほどそのよさが沁みてくる名作、というのもあるのです。

野崎歓さんは、『ちいさな王子』など、フランス文学の新訳もてがけた文学者であり、一児の父親です。
こどもの素晴らしさを実感する野崎さんが、古今東西の古典文学とむきあいました。
物語の少年少女たちがおしえてくれる、文学にとって、おとなにとって一番大切なものとは。
初めて出会うも甘美、改めて頁をめくるも甘美、の名作案内。
 まえがき

 こどもが現れると……――ユゴー詩集
 孤児を救う者――『レ・ミゼラブル』
 煙突の中のこども――『オリバー・ツイスト』
 母さんの肖像――『デヴィッド・コパフィールド』
 こどもは庭師である――『秘密の花園』
 お父さんとお散歩――『カラマーゾフの兄弟』1
 おとなが赤ん坊になる話――『カラマーゾフの兄弟』2
 美徳の不幸――『骨董屋』
 愉しい川辺――『トム・ソーヤーの冒険』『ハックルベリイ・フィンの冒険』
 別れの歌――『鹿と少年』
 思い出の品――『銀の匙』
 母の味――『幼少時代』『夢の浮橋』
 こどもの死――『ペスト』
 生きのびる少年――『運命ではなく』
 理想の女の子――『ナイン・ストーリーズ』
 僕と弟――『芽むしり 仔撃ち』
 こどもだけが知っていること――『肩胛骨は翼のなごり』

 あとがき

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