山の民(下) 〈新版〉

やまのたみ げ  
山の民(下)

江馬修

四六 ● 432頁
発行日:2014年9月 ISBN:978-4-393-43514-4
Cコード:0393

定価:本体2,800円+税

在庫あり

明治維新政府とは何だったのか?  圧倒的なリアリティをもって読者に迫る、いま甦る畢生の大作!

吉目木晴彦 作家 
江馬修の「山の民」は、日本文学の傑作であるばかりではなく、私の知るかぎり、二十世紀に書かれた世界の小説の中でも、第一級の作品である。 私達はこの作品の中で、人間は、人間の生きる姿の何に対して感動するのか、また、文学作品の力とは何かを、知らされるのである。

[あらすじ]〈第2部〉梅村速水(二)〈第3部〉蜂起
 梅村速水の政策は根本的には、飛驒高山の文化、歴史を無視したもので、彼の強引なやり方に、農民たちは極度な恐怖を抱くようになった。しだいに 梅村は孤立していく。様々な小さな齟齬の積み重なりが、ついに農民一揆を招来する。村に怪火が次々と起こるようになる。それが、不穏な空気をいやが上にもかき立てた。農民たちによる打ちこわしが始まった。高山の町は一揆が占領したのである。梅村は追われる身に変わっていった。明治政府は梅村知事を罷免した。梅村速水は公金横領という罪状により唐丸かごで京都へ送られ、移送された東京で未決囚のまま死因に謎をのこして獄死する。やがて 一揆の首謀者の逮捕が始まり、みな牢死する。「そしてこれが犠牲者の大多数の共通した運命であった。」

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