山の民(上) 〈新版〉

やまのたみ じょう  
山の民(上)

江馬修

四六 ● 452頁
発行日:2014年9月 ISBN:978-4-393-43513-7
Cコード:0393

定価:本体2,800円+税

在庫あり

雄大なスケールで描く幻の傑作歴史小説。明治維新直後の飛驒高山を舞台に爆発した農民一揆「梅村騒動」の再現!

大岡昇平 <作家>
私は明治維新と歴史小説に関心を持ち出した昭和三十年頃に読み、その規模の雄大さ、細部の考証の精密さに驚いた。それまで維新を書いた小説としては『夜明け前』が名作とされていたが、『山の民』の前には、その輝きを失って見えた。わが国で書かれた最もすぐれた歴史小説ではないか、と思われた。

[あらすじ]〈第1部〉雪崩する国〈第2部〉梅村速水(一)
 飛驒高山は江戸幕府の直轄地であった。1868年(慶応4年)、明治新政府の代表者として、最初にこの地に派遣されたのが、国学者竹沢寛三郎で あった。彼は人心掌握のため年貢半減、諸運上軽減廃止等を布告したが、竹沢の施策は新政府の方針に反して理想的すぎたため、罷免される。替わっ て、元水戸浪士梅村速水が新たに県知事として任命される。梅村は企画力に優れた若き俊才で、急進的な改革を推し進め、飛驒高山の土俗的な風習や伝 統的な制度と対立していく。さらに新政府の矛盾した政策の忠実な実行者としての役割をも演じていく。そして村娘おつるを迎えたことで、すべてが裏目に出ることになる。

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