鳥を識る

なぜ鳥と人間は似ているのか

高い知能と豊かな感情を持ちヒトとの共通点も多い鳥を多角的な視点で眺め、異なる進化を遂げたヒトと鳥がなぜ似ているのかを探る。

著者 細川 博昭
ジャンル 評論・エッセイ > 評論 > 日本
自然科学
出版年月日 2016/12/20
ISBN 9784393421345
Cコード 0095
判型・ページ数 4-6・320ページ
定価 2,090円(本体1,900円+税)
在庫 在庫あり
恐竜の生き残りでもある鳥は、種によっては人間の幼児と同等の高い知能と喜怒哀楽の豊かな感情を持ち、ヒトとの共通点が多い生き物でもある。生態や行動をはじめ、言語獲得やコミュニケーションなど人間の能力とも密接につながる鳥の奥深さ・魅力を自然科学と人文科学の両面から多角的に見つめ、恐竜から進化を遂げた「鳥」と、まったく異なる進化の歴史を旅した「ヒト」がなぜ似ているのかを探り、そこから発展的に「人間とは何か」という問いに答えようとする一冊。

◇鳥と人間の類似点一例
 ◎二本足で立つ
 ◎道具を使う(その手で作る)
 ◎音声でコミュニケーションする
 ◎文法に基づいた言語をもつ
 ◎豊かな感情をもつ
 ◎複雑なことを考えられる頭脳をもつ(思考し、判断することのできる大きな脳をもつ)
 ◎「娯楽」として、「遊ぶ」ことができる
 ◎発達した海馬が、空間を把握する(道や場所をおぼえる)
 ◎独自の「美学」をもつ

●本書は電子版もございます。
はじめに

序章 知性とはなんだろう?

Ⅰ 鳥の体と進化
第1章 恐竜が二足歩行だったから、鳥も二本足で歩く
第2章 小さく軽くなって、「恐竜」は「鳥」になった
第3章 飛ぶために進化した体
第4章 鳥の五感、鳥が感じる世界

Ⅱ 鳥の脳と行動、文化
第5章 子孫を残すためのコミュニケーション
第6章 鳥の価値観、判断能力と「美学」
第7章 発達した脳と、想像を超える知性
第8章 鳥の心と感情、鳥がもつ思考
終章  鳥の本質を認めることで、世界は広がるはず

あとがきにかえて
参考文献

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