家族のゆくえは金しだい

墓守娘ブームの立役者による決定版家族論。長年のカウンセリング経験があるからこその、リアルな事例、核心的な分析と提言を満載。

著者 信田 さよ子
ジャンル 心理 > 心理学一般
出版年月日 2016/07/15
ISBN 9784393366417
Cコード 0011
判型・ページ数 4-6・248ページ
定価 1,870円(本体1,700円+税)
在庫 在庫あり
安泰で幸福であってこそ、家族――。
広く信じられてきたこのイメージは、もはや幻想である。そのことは、親子、夫婦、兄弟姉妹の関係で悩む人が多い事実からも言えるだろう。
「絆」や「愛」だけでは解決しない。私たちは、そろそろ、この現実と向き合わなくてはならない。

無職の子どもと、親。「持てる世代」の親と墓守娘。引きこもりや依存症。経済的DV、離婚……。家族問題と長年とりくんできた臨床心理士の著者は、家族問題をとく鍵は、「お金」だと指摘する。
本書において、豊富な事例とともに、問題の根幹、現代社会の影響を浮かび上がらせ、具体的な提言もこころみる。

「信頼関係がなくなったとき家族の権力・支配構造があらわになる。そうであるなら、むしろそれを駆使し、活用して信頼関係の再構築ができないだろうか。お金の出し方を工夫し、操作して、息子や娘の回復を図る。その工夫を説明しているのが本書の特徴だ」

とことんリアルな事例とともに、ありうべき展望を描く、信田さよ子の決定版家族論。

●本書は電子版もございます。

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