[連塾 方法日本III]フラジャイルな闘い
日本の行方
いま日本で何が見えなくなっているのか。東日本を直撃した震災以降、日本という組織の不安定さが鮮明になっている。噴出する問題に取り組むためには近現代日本の状況を知る必要がある。幕府はなぜ倒壊したのか。明治とは何か。なぜ日本は大戦へと向かったのか。そしてそこで何を失ったか。これまでも日本人は喪失をもって面影とし、そこから新しい概念と思想を立ち上げてきた。何度となく訪れる困難と混乱に創造的なエネルギーでもって立ち向かってきたのだ。これまでの『連塾』シリーズで語られてきた「てりとむくり」「正と負」「ネガとポジ」といった“方法”をふまえつつ、これからの日本を編集し直すために必要なことを一気に語り下ろす白熱講義! 堂々の完結編。〔口絵4〕
●本書は電子版もございます。
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第7講 面影と喪失 誰そ我にピストルにても撃てよかし伊藤のごとく死にて見せなむ――なぜ日本人は喪失をもって面影としてきたか
第8講 編集的日本像 雪が舞う鳥が舞うひとつはぐれて夢が舞う(または一宿一飯の義理)――メディアステートとしての去来日本
第8講 編集的日本像 雪が舞う鳥が舞うひとつはぐれて夢が舞う(または一宿一飯の義理)――メディアステートとしての去来日本