ダライ・ラマ 宗教を語る
著者 | ダライ・ラマ14世 テンジン・ギャツォ 著 三浦 順子 訳 |
---|---|
ジャンル | 仏教 > チベット > 一般・入門 |
出版年月日 | 2011/11/11 |
ISBN | 9784393134016 |
Cコード | 0015 |
判型・ページ数 | 4-6・280ページ |
定価 | 2,420円(本体2,200円+税) |
在庫 | 在庫あり |
世界にはさまざまな宗教があり、それが現在の民族間対立や世界紛争の一大原因となっている。そうした信仰や教義の違いを超えて、世の中の人々が平和に共存するには、どうすればよいのか。ダライ・ラマはこの現代社会最大の問題について、数十年間、世界中を駆けめぐり、世界の宗教界の権威者をはじめ、政治家や科学者らと対談を重ね、それに基づいて思索を練り続けてきた。本書は、そうした経験をとおして得られた理解や智慧をもとに、その解決策について、ダライ・ラマが確信をもって提言した書。
ヒンドゥー教、キリスト教、イスラーム、ユダヤ教はもとより、シク教、道教、儒教などにも言及し、仏教とそれらとの相違点・共通点などを冷静に検討しつつ、すべてが歩み寄れる「精神的基盤」を、理想論に走らず、極めて現実的に提示する。
本書で取り上げる諸宗教についても、書物から学んだ知識の単なる紹介などではなく、実際に自身が他宗教の信奉者たちと出会い、議論し、そのうえで納得した知識を中心に、さまざまなエピソードも交えながら、平易かつ明快に語っている。そのため、どの言葉にも非常に説得力がある。仏教界の最高の叡智が提唱する真の世界平和を実現するための道――それはダライ・ラマのファンのみならず、現代の世界情勢に関心のある人々の心をも大いに魅了するものと思われる。
ヒンドゥー教、キリスト教、イスラーム、ユダヤ教はもとより、シク教、道教、儒教などにも言及し、仏教とそれらとの相違点・共通点などを冷静に検討しつつ、すべてが歩み寄れる「精神的基盤」を、理想論に走らず、極めて現実的に提示する。
本書で取り上げる諸宗教についても、書物から学んだ知識の単なる紹介などではなく、実際に自身が他宗教の信奉者たちと出会い、議論し、そのうえで納得した知識を中心に、さまざまなエピソードも交えながら、平易かつ明快に語っている。そのため、どの言葉にも非常に説得力がある。仏教界の最高の叡智が提唱する真の世界平和を実現するための道――それはダライ・ラマのファンのみならず、現代の世界情勢に関心のある人々の心をも大いに魅了するものと思われる。