[現代日本語訳]日蓮の立正安国論

『立正安国論』の画期的な現代語訳。難解な訳語を避けて、一般読者にも容易に理解できるような種々の工夫がなされている。

著者 正木 晃
ジャンル 仏教 > 仏教一般
出版年月日 2017/02/22
ISBN 9784393113448
Cコード 0015
判型・ページ数 4-6・256ページ
定価 2,200円(本体2,000円+税)
在庫 在庫僅少
『立正安国論』は、日蓮の代表作として、知らない人がいないくらい有名な書物ですが、その内容については一般には意外と知られていません。『立正安国論』を一言でいえば、日蓮が、在世当時、天変地異などが続発するのは浄土思想という「邪法」の流布が原因だとして、さまざまな経典を引用しながら、法然の『選択本願念仏集』を徹底批判し、正法である法華経を中心とすべき旨を、主人と旅客の問答を通して力説し、それを最高権力者の北条時頼に上奏したものです。
本書は、『立正安国論』の「現代語訳」を収録した第・部と、その「解説」をまとめた第・部から成っています。
第・部の「現代語訳」は、難解な訳語はできるだけ避けて、さらに仏教語には本文中に平易な解説を織り込むなど、予備知識のない初心者でも容易に理解できるような工夫が随所になされた、まさに画期的なものといえます。
続く第・部は三章構成で、第一章は『立正安国論』の概説であり、そこでは全体の構成と内容紹介がなされます。第二章は、日蓮が活躍した当時の時代状況や、宗教面・政治面などで日蓮と関係の深いさまざまな人物の解説です。さらに第三章では、「国とは何か」をめぐる議論から始まり、空海、さらには栄西、道元、法然、親鸞、日蓮といった鎌倉仏教祖師の国家論を解説し、続いて「安国」の意味も考察します。

●本書は電子版もございます。

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