[大乗仏教興起時代]インドの僧院生活

大乗仏教起源説に新展開をもたらした学者が、その当時の「清貧」とはほど遠い僧院生活の姿を浮き彫りにした名著の新装版。

著者 G. ショペン
小谷 信千代
ジャンル 仏教 > 仏教一般
出版年月日 2018/05/18
ISBN 9784393112373
Cコード 0015
版情報 〈新装版〉
判型・ページ数 4-6・352ページ
定価 4,070円(本体3,700円+税)
在庫 在庫あり
インドでは四世紀まで大乗経典は制作されても大乗教団は存在しなかった! 世界の学界に衝撃をあたえた学説の提唱者が当時の「清貧」とはほど遠い僧院の姿を浮き彫りにする。
序 章 インドと中国における仏教の展開――並行・先後関係の不在
第一章 根本説一切有部律の位置づけ〔一 根本説一切有部律の成立年代/二 根本説一切有部律と編纂の意図/三 根本説一切有部律と僧院を取り巻く物的例証〕
第二章 僧院史における経済の意味〔一 根本説一切有部律と僧院経済/二 西洋における「僧院制度」の研究史/三 僧院と物質的繁栄の意味〕
第三章 人間とはその持ち物のことである――所有物と僧院での地位〔一 キリスト教の修道士イメージ/二 仏教の僧と私有財産/三 根本説一切有部律中の私有財産への言及/四 「福徳」の意味するもの〕
第四章 僧の仕事、生活のための労働〔一 さまざまな仕事と禁止された仕事/二 仕事と安居/三 静慮と読誦/四 寄進を促すいろいろなもの/五 僧院を訪れた人々が目にしたその他のもの/六 自己の仕事に対する僧たちの意識/七 今後の研究課題〕

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